なぜベルギー王室に五重塔が?世界の面白い「王室」トリビア
日本の皇室には「伝統」がいくつもあります。例えば、新任の外国大使が皇室に挨拶に出かける際、東京駅の赤レンガ駅舎から皇居まで馬車に乗るだとか。
きっと世界の王室にも同じように不思議な伝統がいろいろあって、「へー」と思わずうなってしまう話が多々あるはずです。
そこで今回は、イギリス王室からスウェーデン王室、タイ王室、ベルギー王室、オランダ王室のちょっと驚きのトリビアを集めてみました。
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服装にも細かいしきたりがある/イギリス王室
エリザベス2世女王の国葬が2022年9月19日に行われました。日本人であっても、普段以上にイギリス王室に対する関心が高まったのではないでしょうか。
そんなイギリス王室にもいろいろな伝統やしきたりがあって、私たちを驚かせてくれる話がいくつもあります。
例えば、服装について。王室の子どもたちは男の子・女の子ともに服装に決まりがあって、男の子の場合は半ズボンの着用が伝統的に課されているのだとか。
半ズボンと決まっている背景には、長ズボン=中産階級の子どもが履く衣類と考えられるからみたいですね。
ほかには、言語学習についての伝統もあります。イギリス王室の人たちは子どものころから外国語(英語以外)を学ぶ伝統があるとの話。
亡くなったエリザベス2世女王だとか、女王の孫にあたるウィリアム王子などはフランス語に堪能で、ウィリアム王子の子どもであるジョージ王子は、母にあたるキャサリン妃にスペイン語を教わっているみたいですよ。
王宮は迷子になりそうな部屋数/スウェーデン王室
日本の皇居は東京のど真ん中にあって、約2.3平方キロメートルの面積を誇るそうです。世界で2番目に小さいモナコ公国の広さが約2.02平方キロメートルですから、いってしまえば一国の広さにも匹敵するのですね。
さらに、各種の儀式をする宮殿が皇居の中にあり、天皇陛下が暮らす吹上御所もあります。宮殿の部屋数も、改修後の吹上御所の部屋数も、合計するとなかなかの数になるみたいです。
「すごく広いんだろうなー」と予想が付きますが、世界の王宮もまたすごいです。例えば、君主制を維持するスウェーデンのストックホルム王宮には608もの部屋があると、在日スウェーデン大使館公認の観光情報サイトに書かれています。
王宮の公式ホームページによると、ヨーロッパでも屈指の広さを誇る宮殿。さらにカール16世グスタフ国王の住まいであり、執務の場であり、応接の場であり、同国の文化歴史を象徴する建物でもあるみたいです。
なにしろ、建物の中には3つの博物館があるほど。普通に暮らしていたら、迷子になってしまいそうな規模ですよね。王宮の一部は見学も可能ですので、ストックホルムに訪れた際にはぜひ立ち寄りたいです。